老残のたしなみ日々是上機嫌書名 :老残のたしなみ日々是上機嫌著者 :佐藤愛子 出版社:集英社文庫 親の読了後に貰ってきた本。 相変わらず言いたいこと言っているっていいのよね。 気になった文章(同意できる): すべての人が苦しむことのない、快適に、便利に、自由に、したいことをし、楽をして生きる世の中を作るために、合理主義が一番の価値観になった。苦しみは耐えねばならぬものではなく、合理主義によって駆逐されるべきものになった。 日本ではもともと親が子を思い(...)目に見えぬ情愛の意図で社会がつながっていた。 だがそのつながりから産まれる喜怒哀楽を煩わしいと感じ、矛盾相克の悩みを解消して「スッキリ生きる」のを可とする風潮が生れ、今はそれが当たり前で疑問を抱く人すらいなくなった。 (これね、人間を物としてとらえる医療、臓器移植に反対の視点からね) もう一冊、同著者文春文庫の「あの世の話」江原啓之との対談、 こちらは親が言っていた「佐藤愛子は宗教がらみで云々」でして、 まさに変な本。変な気分になる本。字が大きいのと、内容がちょっとねぇなんで20分で読み終えて、気分悪い。 |